学校の勉強の攻略法講座⑤「学校の勉強」も道具

おはようございます。前回書ききれなかった「覚えたいことと感覚をつなげる」というテーマはまだ温めておくことにして、今回は「徹底的に管理する」ということについてお話しします。

以前「ようこそハレの日へ」の記事でも書いたのですが、ぼくは勉強を道具だと考えています。「学校の勉強」も道具のように扱うことで攻略することができます。

まず、道具は適切にコントロールしてこそ効果を発揮します。
なので、「学校の勉強」も適切にコントロールすることを目指してみましょう。
つまり、「学校の勉強」に充てる時間や体力を自分で設定し、日々勉強する内容を自分で設定し、勉強する場所やタイミングを自分で設定し、〇〇を自分で設定し・・・、というように「学校の勉強」への取り組み方を自分で設定していくのです。

ここで重要なのは”取り敢えず自分なりに設定する”ということです。「学校の勉強」という道具の使いやすい使い方は、人によって違います。毎日決まった場所やタイミングで勉強するほうが効果が出る人もいれば、その日その日の気が向いた場所やタイミングで勉強するほうが効果が出る人もいるでしょう。
「学校の勉強」という道具を自分なりに使い続けていると、自分にとって最も使いやすい使い方が自然にわかるようになってくるので、そうなれば随時使い方を変えていきましょう。そのためにも、まず「学校の勉強」という道具を自分なりに使い始める必要があります。だから、取り敢えずでいいのです。

“自分なりに設定する”とはどういうことでしょうか。
学校の宿題をイメージしてみましょう。学校の宿題には期限があります。それから、提出範囲があります。まずは、この二つについて”自分なりに設定する”、つまり、計画してみるのです。
提出期限まで10日あるとしましょう。10日後に提出するということを除いて、自分で自由にスケジュールを組んでみましょう。毎日定量に取り組む計画でもいいし、用事がない日だけ取り組む計画でもいいでしょう。提出期限の前日に全て取り組むという計画だっていいのです。何も計画せずに提出期限の前日になってから急いで取り組むことと、提出期限の前日に全て取り組むことを予め計画した上で取り組むことは、本質的に異なります。そうです。その取り組み方、つまり、「学校の勉強」という道具の使い方を”自分なりに設定した”という点で、全く異なるのです。
「取り敢えず自分で設定する→試す」という過程を繰り返すことで、「学校の勉強の攻略法」が自然と身についてきます。
ここまでご覧になった方はもうすでに実感されているかもしれませんが、「学校の勉強の攻略法」は人それぞれです。
なので、この過程を繰り返して、自分の「学校の勉強の攻略法」を積み上げていきましょう。

それから、「学校の勉強」という道具の使い方を自分なりに設定する際に一つ重要なことがあります。
それは、設定した使い方(つまり、自分で立てた計画)を徹底してやり遂げるということです。ここはちょっと厳しいです。
ですが、間違えないでほしいのは、計画自体や計画をやり遂げた後に生まれた結果と厳しく向き合う、というわけではないということです。
自分で立てた計画を徹底してやり遂げる、という厳しさも持つことができれば、「学校の勉強」という道具を上手にコントロールできるようになっていきます。

さて、「学校の勉強」は道具ですから、この道具を攻略するためには「適切にコントロールする」ということに加えて「目的を持って使う」ということも必須です。
無目的にナイフ(道具)を持ち歩くと、ナイフの効果は自他を傷つける方向に発揮されてしまいます。
みなさんは「学校の勉強」という道具をどんな目的のために使っていますか。
ぼくは、今では、「学校の勉強」すなわち「答えが決まっている勉強」をする際には必ずとある目的を持っています。
ですが、この「とある目的」は、「学校の勉強の攻略法講座」の集大成につながることですので、最後にお話ししようと思います。

今回は、「学校の勉強」は道具、徹底的に管理することが攻略への道である。
というお話でした。それではまた明日お会いしましょう。