学校の勉強の攻略法講座④記憶をつなげる

おはようございます。今回も前回に続いて、記憶について書いていきます。

ですが、その前に。
なんと、早速受講料をお納めいただいた方がいらっしゃいました。ありがとうございます。
日々更新する連載を、毎日見てくださっている方がいらっしゃるということは、本当にありがたいことです。
あなたのお役に立てるよう、楽しく連載を続けていきます。

「記憶をつなげる」

ぼくは、自分の頭が覚えやすいように、記憶の仕方を色々工夫しています。
今日は、そのうちの二つをお話しします。

基本的に、記憶する事柄の量が多ければ多いほど、覚えることは大変になります。量が少ないほうが、覚えることは容易です。
なので、多くの事柄を覚えたい時には、一つひとつに分けて覚えるほうが覚えやすい、と思っている方もいらっしゃると思います。
(例えば、20個の語句を覚えたい時に、20個をそれぞれ別々に覚えていく、ということです)

ですが、ぼくは敢えていくつかの事柄をまとめて、同時に複数個ずつ覚えるようにするようになりました。
一見すると、複数個ずつ覚えるほうが負担が大きくなるようにも思えますが、ここには一つの工夫があります。

なぜ覚えるのか、なぜ練習するのか。「学校の勉強」というフィールドなので、「点取りゲーム」を楽しんでいるわけですから、点数を取るため、つまり、「思い出すため」に覚えるのですよね。
一つの事柄を思い出すことは、大変な作業です。頭の中のたった一つのゴールにピンポイントで、ドンピシャで辿り着かなければならないからです。
ですが、二つをセットで覚えていた場合はどうでしょう。セットで覚えているので、片方さえ思い出されば、記憶がつながってもう片方も思い出せるわけです。そうすると、思い出すべきゴールが二つある、二倍になったわけですから、一つずつバラバラで覚えた場合よりも思い出しやすいのです。
これが、三つセットで覚える、四つセットで覚える・・・、とまとめて覚える個数を増やしていくと、覚える(練習する)のは少し大変になりますが、何より確実に思い出しやすくなります。

より鮮明に伝わるよう、例にしてみます。
中学校の英語でstudyという単語を覚えたいとします。study=勉強する、という覚え方をすると、後々、覚える単語が他にも積み重なっていくわけですから、記憶の底に埋もれていってしまいます。
そこで、studyという単語を覚えるために、
I and he study English in the library every day.
という文を作り、これを覚えるのです。
単純にstudyという単語を覚えるよりもかなり大変になったように見えます。実際に、大変になったと思います。
ですが、この文を作ったことで、Englishとlibrary、every dayも一緒に覚えることになります。
そうすると、本番でstudyを思い出したい時に、Englishの直前に書いた単語だった!libraryでevery dayすることだったけど、いったい何だろう?というように、思い出すためのヒントをたくさんゲットできるのです。
しかも、English、library、every dayも同時に覚えることができます。

study、English、library、every dayというのは例ですので、みなさんが覚えたい事柄をつなぎ合わせて覚える(練習する)ようにすると、本番で思い出しやすくなるはずです。

これが記憶の仕方の工夫の一つ目、「覚えたいこと同士をつなげる」です。
二つ目は「覚えたいことと感覚をつなげる」なのですが、続きは次回以降にしたいと思います。
それではまた明日お会いしましょう。

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