おはようございます。今日は、これからお話を続けていく内容の前提になる、ぼくの勉強観について綴ります。
早速ですが、勉強とは何でしょうか。学校に通うことでしょうか。問題を解くことでしょうか。本を読むことでしょうか。前回書いた、将棋をすることは勉強と言えるのでしょうか。
ぼくは、勉強を「何かを経験することによって、自分のレベルを上げること」だと考えています。なので、学校に通い、問題を解き、本を読むことによって、何かを経験し、自分のレベルがほんのすこしでも上がれば、それは勉強だということです。反対に、たとえ学校に通い、問題を解き、本を読んだとしても、その経験をもとに自分のレベルを上げられなければ、それは勉強にはなっていないと考えます。つまり、将棋をすることも、取り組み方次第では本人のレベルを大きく上げる勉強になるということです。
それでは、学校の勉強は何のためにするのでしょうか。よく聞いたことのある問いだと思います。成績を向上させて、水準の高い大学に入学するためでしょうか。将来役に立つ知識や能力を身につけるためでしょうか。より条件のよい会社に就職するためでしょうか。この問いにも、一人ひとり違った答えがあるはずです。ぼくは、学校の勉強は「評価されるためにする」ものだと考えています。すこし残念な答えかもしれませんが、考えを巡らせてみると、このような側面も見えてくると思います。小テスト、定期テスト、入学試験、入社試験、みなさんはそのために勉強をしたことはありませんか。ぼくは何度もあります。評価してもらうためだったのですね。
ここでひとつ気がつくことがあります。そうです。初めにお話しした「勉強」と、次にお話しした「学校の勉強」は、全然違うということですね。このことについては、次回以降どこかの回でまたお話ししようと思います。それではまた明日お会いしましょう。