ご無沙汰してしまいました。今日もハレの日とぼくの心の内をすこし書き進めます。
今まで、「勉強は道具」であることや「学校へなぜ行くか」ということ、「勉強は自分でやるもの」と、勉強についてお話ししてきましたが、今回は勉強からさらに広い世界へ飛び出てみようと思います。
新たに何か始めるとします。ぼくたちは、経験したことのないことはわかりませんが、人から聞いたり自分で想像したりして、こうなったらいいな、と予想してから始めます。すると、どこかで必ず予想とは異なる結果が起こります。多くの大人は、これを失敗といいます。
ぼくは、この記事を書き始めるにあたって、毎日書くことを約束しました。これは、読んでくださる方への宣言であったと同時に、自分との約束でもありました。しかし、途中で断念しました。しかし、ぼくはこれを失敗と思わないようにしています。なぜなら、毎日書き続けたら絶対に得られなかった経験や感覚を得ることができたからです。
これは、断念した自分を正当化しているように見えるかもしれません。しかし、断念した自分を責めた結果、新たな一歩を踏み出す勇気を失ってしまうことはとてももったいないと思います。自分で自分を動かしていくために、どのようなことが起こっても、どのような結果になっても、経験値+1だと考えるのです。
「学校の勉強」は、学校の土俵でやるものです。ですが、「勉強」という新たな世界へ一歩踏み出したら、そこは自分の土俵でしかありません。自分の足で進めば、必ず予想したとおりにはいきません。未経験ですから。自分にとって未開の領域を、すこし傷つきながらも経験値を蓄えて、自分の足で進んでいく力をつけていくことも、ハレの日のひとつの役割です。