最近、「わかることを我慢する」という技を手に入れたので、より楽しく勉強できるようになり、より捗るようになってきました。
学校の勉強(答えが決まっている勉強)は、理解できなくても点数を取れる部分があります。
なぜそうなるか直感的によくわかっていなくても、この公式が何を意味しているかが理解できていなくても、この問題ではこの公式に当てはめれば答えが出る、と割り切ってしまえば、点数を獲得できます。
理解できていないまま問題を解くのは、なかなかもどかしく感じる部分もあります。
しかし、そもそもなぜ学校の勉強をしているのでしょうか。
ぼくは、学校に評価してもらうためだと思っています。つまり、学校で点数を獲得するためです。それ以外の目的は、学校の勉強以外の土俵でも達成できます。
だから、学校で点数を獲得するためには、わからないことを我慢する、という強さが助けになります。
さらに、最近では「わかるところまでで我慢する」という技も習得しました。
ぼくたちは一人ひとり違うので、得意なことも人それぞれです。
得意なことは、わかるし速いし楽しいです。
でも、あまり得意でないことは、わかりづらくてゆっくりであまり楽しさを感じられないものです。
あまり得意でない分野も、ついつい書かれていること全てを理解しなくてはいけないように思えてしまいますが、あまり得意でないフィールドで戦うのは結果を出しづらいでしょうし、何より楽しくなさそうですね。
もちろん、粘り強く理解に努めることも重要ですが、あまり得意でない分野はわかるところまでで戦略的に妥協し、戦うフィールドを得意な分野に移すことで、より負担なく効率的に学校の勉強の攻略を進められるでしょう。
この「わかることを我慢する」ことと「わかるところまでで我慢する」ということは、そのような局面になったお子さんにも選択肢としてお伝えしています。
このやり方が上手く当てはまりそうなお子さんは、ぜひ自分の技の一つとして習得してもらい、より勉強を楽しんでほしいです。