おはようございます。今日は、昨日までとすこし変わって、学校へなぜ行くのかということについて綴ります。
みなさんは、なぜ学校へ通っていますか。もしくは、通っていましたか。人それぞれ学校へ行く理由は異なるはずですが、義務教育だから、という声も聞こえてきそうです。ここではすこし義務教育について注目してみます。
ぼくは大学在学中に法学を専攻していました。そこで、義務教育の意味についても学習しました。日本国憲法において、教育は国民の権利であり、義務ではありません。義務があるのは、国民ではなく、国家(行政)です。国家に、国民が無償で初等教育を受けることができる制度を用意する義務があるのです。学校へ行くことは義務ではありません。国家が学校をつくることが義務なのです。国家に対する法的義務はありますが、国民(ましてや子どもたち)に対する法的義務はありません。ご存知でしたか。
では、学校へ行くことが義務ではないのなら、なぜ学校へ行くのでしょうか。友達と会うことが楽しいから。給食を食べたいから。勉強が楽しいから、という子もいるかもしれません。ですが、これらの目的のほとんどは、学校でなくても叶えられます。前回までをご覧になった方は、学校は「評価してもらうための場所」だというぼくの考えを覚えていらっしゃると思います。
今さらではありますが、ここで綴っているぼくの考えは、現在のぼくの考えなので、今後必ずアップデートされていきます。また、ぼくは、誰かの考えが正しいとか、誰かの考えが間違っているというように考えないようにしています。物事のどの側面を見るかによって、正しさは変わるからです。なので、ここで綴っているのはあくまで現在のぼくの考えであり、異なる考えをお持ちのお子さんと出会った時は、もちろんそのお子さんを尊重します。そのような、暖かい目で引き続きご覧いただけたら幸いです。
さて、話を戻して、学校へ行く目的について。みなさんが学校へ行く目的としていることは、実は学校でなくても叶えられます。学校は「評価してもらうための場所」なので、学校からの評価が必要ないお子さんは、必ずしも学校へ行く必要はないのです。ぼくは、学校へ行くことが悪いことだと思っているわけではありません。それと同じように、学校へ行かないことが悪いことだと思っているわけでもありません。
今では、学校へ行かないお子さんも多くいると聞きます。ぼくは、その選択肢を選んだお子さんも、自分を攻める必要はないということが伝えたいのです。学校へ行くことも行かないことも、究極的にお子さんの自由なのです。それではまた明日お会いしましょう。