ハレの日とは part.6 『お子さんの話を聴く』

『お子さんの話を聴く』

ハレの日でよくあることをご紹介します。
それは、お子さんが話し始めて止まらなくなることです。

ハレの日では、お子さんの話を真剣に聴きます。
お子さんが話したいことを話しきるまで聴きます。


一見すると、この様子は、勉強していないように思えるかもしれません。

しかし、最も重要なことは『お子さんが自分ひとりのときに自分から勉強したくなること』だと思います。

塾に行っているときや家庭教師と一緒にいるときに勉強した(勉強させた)としても、大した時間にはなりません。
そして何より、自分の意思と自由さが欠けています。
なぜ勉強するのか/勉強が何の役に立つのかという問いに直面する理由のひとつは、自分の意思と自由さが欠けていることにあると思います。


ハレの日で、思う存分話をしてくれるお子さんは、話し終わると決まって自ら勉強し始めます。

ここで重要なのは、誰も「勉強しなさい」と言っていないことです。
お子さんが話を終えて自ら勉強を始めたら「もう話さなくていいの?」と尋ねても通用しません。
なぜなら『話したいことを話しきったから』です。


周りの大人は、子どもの話をいつも真剣に聴いているでしょうか。

子どもは、いつも色々なことを大人に伝えてくれています。
ただ、大人がそれを聞かなかったり、聞き流したりすると、少しずつ子どもに溜まっていきます。

お子さんの話をいつでも真剣に聴くということは、お子さんと真剣に向き合うということです。